3日前から、家に戻りました。
最初の1日目は試験的に。安眠できるかどうかが重要なところで、車では一睡もできない、避難所でもほとんど眠れない、親戚の家も古くて大きな地震が起きれば倒壊の恐れがあり、だからといって震度7が二回起こった益城の家に戻っても眠れそうにはなかったけれど、もうどこに行きようもないので、戻りました。意外と安眠できている自分に驚くけど、危険度判定が緑だという安心感がそうさせているのかも。

こんな画像を載せることになるなんて。できれば綺麗なものだけ載せていたかった。
だけど、震度7が起きると、こんな風になるんだということを記録しておくために掲載します。
最初は、工房の入口へも行けないほど、周りの家具が倒れていた。これは、1回目の震度7の後です。工房の引き戸も向こう側に倒れています。何もかもが掻き回されて元の場所にはありません。

工房の引き戸を取り払ってみたら、さらに無残な姿が。
2回目の震度7で、さらに天井まである棚のものが落ちていた。
この惨状は、家族だけでやっていても到底無理だと思い、4月25日、ボランティアの方6名に来ていただきました。東京から3名、埼玉から1名、山口から1名、熊本の被害が少ない地域から1名。
遠くからはるばる来てくれていることに涙が出そうになった。
東京の3名の方は、東北の地震の際にもボランティアへ行き、そこで知り合った3名だそうだ。埼玉の方も、東北へボランティアへ行かれたそうだ。
この6名のボランティアさん、実に実に惚れ惚れするほどプロフェッショナル!!で、埼玉の方が指揮を取り、あの大きな造り付けの天井まである棚も元の場所になく、動いていたのですが、全総力で元の位置に戻していただきました。棚の下に、小さな硝子がいっぱい入り込んでいて不安定な状態で立っていたのですが、それも取り除ける分だけは掃いていただきました。
お昼は、ボランティアさんと一緒に駐車スペースでおにぎりなど食べながら話をしました。彼らは、被災者のメンタル面もよく考えているなと感じた。決して被害のことを過剰に心配するような話題はしない、夕方になり片付けがひとまず終わった!?とき、帰られる際には、「お騒がせいたしました!」と爽やかに帰って行かれた。かっこよかった。この6名の方に来ていただいたおかげで、片付け作業がはかどって、足の踏み場が確保できた。感謝しています!

その後、友人に来ていただき、道具を探し出す作業、使える硝子使えない硝子を選別する作業を手伝ってもらった。地震当時の話も聞いてもらえて、わたしは泣かないのに、友人が「本当に怖い思いをしたね」と涙してくれて、気持ち的にもすこし楽になった。
まだまだ片付けは続きます。
こう整理したら、工房を別の場所へ移す際にも運びやすいとか、工房で片付けする時間をなるべく短くしながら効率よく(余震が起きて怖いので)片付けていきたいと思ってます。
お断りしていたご依頼のものも、再度お受けしています。
現在進行中の打ち合わせも、再開させていただきます。
少しずつですが、よいほうに進んでいます。
ご心配いただいた方々、感謝申し上げます!!!
Nagako